SOLEIL

開発スタッフインタビュー

下倉 啓太郎 / スシル / スマンス

アニメーター

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Profile

下倉 啓太郎(右)
大学卒業後、映像製作会社に入社。その後、遊技機の映像制作を経て2010年ソレイユに入社。アニメーションチームに配属され『Devil's Third』ではアニメーターとして、『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』『SAMURAI JACK: BATTLE THROUGH TIME』ではリードアニメーターとして開発に従事。

スシル(中央)
2015年に入社、インド出身アニメーターとしてほとんどのプロジェクトに従事。学生時代は植物学を専攻。インド・チェンナイにある MUV Institute of Digital Arts でアニメーションを学んだ後、インド、ニュージーランド、日本で『カンフー・パンダ』『ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー』『モンスターVSエイリアン』等のテレビアニメ制作に携わる。 ソレイユには2015年に入社しゲーム開発に初挑戦。『Devil's Third』『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』『SAMURAI JACK: BATTLE THROUGH TIME』に携わる。

スマンス(左)
リギングアーティストとしてキャリアをスタートし、3Dアート全般のテクニカル面にも興味を持ちはじめる。プログラミングと開発に伴う課題にもチャレンジし、現在ソレイユではリギング及びツール開発アーティストとして活躍。趣味はキックボクシングとテニス。

ソレイユに入社したきっかけを教えてください。

下倉:すでにソレイユに入社されていた大学の先輩の紹介です。それまでは遊技機の映像制作を行っていたのですが、「ゲーム作る人になりたい」という小学2年生の時に抱いた夢を叶えようと、思い切って転職を決意しました。

入社した当初から今まで、ソレイユはどんなことが変わりましたか。また今後どのような発展を期待していますか。

下倉:会社発足当初は、古き良き日本のゲーム作りの雰囲気が色濃く感じられました。しかし、年を追うごとに社内の雰囲気が変わっていったように思います。外国の方や協力会社の方が多く在籍するようになり、昔からの慣習の様な物が変化しました。いまでは会社自体が新しい文化を吸収しているように感じます。
一方で、温故知新の精神も会社全体から感じています。そのことは、新しいものが尊ばれるこの業界において異質ながらも素晴らしい精神であると感じます。

今後としては、今まで以上にベテランとルーキーが切磋琢磨できる雰囲気を高め、継続していくことを期待しています。

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そんな、会社の雰囲気を変えるきっかけとなった一人であるスマンスさん、スシルさんはなぜ日本でお仕事をされることになったのですか?

スシル:ニュージーランドで働いていた会社が倒産してしまい様々な企業へ応募し、運よく2013年12月に日本で仕事が決まったことがきっかけでした。
ソレイユには前職を辞め仕事を探しているとき、興味のあったゲーム開発の現場にチャレンジしたいと思い入社しました。

スマンス:アニメーションに夢中になったきっかけが、日本のアニメとゲームだったので。今振り返ってみると日本に来ることは必然的だったと思っています。
ソレイユを選んだ理由は『NINJA GAIDEN』の大ファンだったこと、そしてソレイユのような成長途中にある会社で働きたかったからです。
セクションをまたいで様々な人とのコミュニケーションがとりやすい環境で、またゲーム開発のあらゆる分野で多くのことを学べたため、いい決断だったなと思っています。

※NINJA GAIDEN・・・テクモ株式会社(現・株式会社コーエーテクモゲームス)がXboxで発売した忍者アクションゲーム。社内で開発を担当した『Team NINJA』には、現ソレイユ代表の岡本やディレクターの江原、松井が在籍していた。

お二人とは英語でやり取りされてると伺っていますが、もともと英語は得意だったんですか?

下倉:高校までの英語の成績は全く良くなくて。特にこれといった勉強をしていたわけではないのですが、なんとかコミュニケーションはとれていますね。なんとかなるもんです(笑)
現在では英会話番組などを帰りの電車で聞いてみたりして知識を蓄えようとしていますが、勉強が得意でないため難しいです……やっぱり、スタッフと直接やり取りして英語を学ぶことのほうが楽しいですし、覚えますね。
在籍している外国人スタッフの方々とコミュニケーションをとりながらお仕事できることは大変楽しく、それを原動力に日々さらなる向上を目指して、トライアンドエラーで英会話を頑張っています!!

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今後の展望を聞かせてください。

スシル:自身のゲーム開発のアートスキルの向上です。それからこれは長期的な目標ですが……実は、古代インド文明をベースにしたゲームを開発するという夢があります。

スマンス:リギングツールを開発するアーティストとして、安全かつ機能的で、みんなの使いやすいパイプラインを開発していくことが自分の使命と感じています。

下倉:今年で40歳ですが、まだまだ未熟者です。先輩からはもちろん年下の方からも学ぶことが多いです。毎回思いもよらないような事が起きたりすることも、私にとっては刺激的で、飽きることのない楽しい職業だと思っています。大袈裟ですが、ゲーム開発は自分にとっての天職なのかもしれないと考えることもあります。
ただそういった楽しさとは裏腹に開発には、物事がうまくいかずもどかしい思いをすることもあります。それでも、そういったことをも乗り越えて、これからもみんなで開発を楽しみながら、ゲームファンの皆様により良いゲームをお届けしていきたいです。

下倉さん、最後に、若い世代のゲーム業界を目指す人たちへアドバイス等あれば教えてください。

下倉:私は、とあるゲームの全国大会出場経験があるのですが、そういった経験をどんどん積んでいってほしいです。そういった場で出会う人たちとの会話から、新しいゲームのアイディアは生まれてくると思います。ゲームを作りたいのであれば、ぜひゲームが大好きであってほしいです。大人になっても。